早朝のひかりキッズ。 隣の教会の皆様や用務の先生が心込めて育ててくださったお花でいっぱいです。 連休で久しぶりにブログに向かう時間が出来ました。 明日は園で「家族の日」礼拝を持ちますが、改めて「愛するということ」って何か?子どもでもわかる説明って、どうしたらよいか?と考え、調べてみました。 エーリッヒ・フロムという20世紀初頭の思想家は名著『愛するということ(1956)』の中で、愛の5つの要素を挙げています。 1.あたえる:「自分のなかに備えられ、与えられたものを与えること」授与 2.きづかう:「愛する者の生命と成長を積極的に気にかけること」配慮 3.になう:「誰かの必要を満たす責任を持つこと」責任 4.うやまう:「尊敬とはその人が唯一無二の存在であることを認めること」...
雪の宿にて。 これまでの数ヶ月間でしたが 歩みをともにさせていただいたお二人を天に送りました。 お一人は、ひかりキッズの職員。 ここまで、本当に言葉にできないほどいろんなことがありました。 ALSという病との戦いは、本当につらく厳しい。 全く寄り添いの意味がわかっていなかった私は まるで十字架にかかるイエスを3度知らないと言った弟子ペテロの気分です。 イエスが死の直前に、母マリアをヨハネに託したように 今は残された娘さんと共に歩むことが、私のできる精一杯。 私の一人の力では到底できないことですが それぞれの場所で、それぞれの方がちゃんと備えられ 寂しい思いをすることがないように整えられていることに、感動を覚えました。 神のなさることは全て時に叶って美しい。...
春の光を浴びて輝く福島潟。 本当に美しいです。入り口の菜の花に圧倒されがちですが、奥の学習園の池のあたりが、しずかでとても好きです。今はサワオグルマがきれいです。 新年度のドタバタも少し落ち着いてきました。しかし連休明け5月中旬まではまだまだ気が抜けません。 今朝ヨハネ3.21を読んでいてはっとさせられました。 日本語では気づかなかったのですが、「光と善い行い」の話ですが、光が悪い行いを明るみに出す、という話は簡単に分かるのですが、悪い(というか自分中心な)思いの行いや事業は意外と成功することもあります。 資本主義の中ではまず自社が最大の利益を上げるよう努力するのが、従業員の幸せを考えても当然だというのが常識だと思います。この世の目線では、悪い行いのほうが輝いていることすらあるのでは?  ...
保育園近くの太夫浜海辺の森にて。 誰一人いない静かな公園で、晴天の中鳥の声が響き渡っています。 数百メートル歩くとそこは砂浜。素晴らしい環境です。 アフターコロナの「新しい生活様式」についてさまざまな意見があると思います。 メディアでは「今できる取り組み」として、新しい試みや変化を乗り切るための様々な施策が日夜紹介されています。 そういう情報の嵐の中で、世の中から取り残されて何もしていない自分がまるで負け組のように思えてきます。 しかし、この5月の素晴らしい自然の中に身を置くとき、 また振り返って、与えられていることや身近なことに目を注ぐとき 変化や行動だけが全てではないと思わされます。 毎朝このチャペルの木の間の小道を通って、保育園に子供が集まってきます...
冬の雨の合間に晴れ間が差す、最も新潟らしい瞬間。 「無償」ということについて「教皇フランシスコのことば」という本に非常に示唆に富む一言が書かれていました。 「どこかで『恵み』は売られていますか?・・・(中略)・・・恵みは売買できません。無償でいただき、無償で譲るのです。そして、これがイエス・キリストの恵みです。」 近頃、無償での提供を活用したマーケティングがひとつの手法として取り上げられます。 人の側から見ると、恵みはどこまでいっても「戦略」になってしまいます。Give & Takeの範疇を出ないというか。宗教によっては自分が救われるための「道」という捉え方もあるでしょうが、それとてGive & Takeの範疇かと思います。 自分の人生をm...