KEYWORD: いのち

2016.07.09

希望の国 日本 - Japan, country of hope -

自宅の庭にとても美しい百合が咲いていました。 花のベルの形状は、蓄音機を思わせますね。理想的な美しさです。花のスピーカーを開発された古賀さんによると、百合は結構いい音がするそうです。 この6-7月は、テロ、暴動が世界各地で勃発しています。亡くなった方、残された遺族の方のことを思うとき、本当に心が痛みます。 そのような明日も分からぬ不安な日々の中で、どうすれば希望を持って生きていくことができるでしょうか。もし自分がテロリストの襲撃を受け、銃を頭の前に突きつけられたとき、また家族の殺害を聞かされたとき、いったいどうすれば希望を持ち続けられるのでしょうか?   いのちの意味・・というものを考えずにはいられません。   なぜこんなに、簡単に理不尽に、人は人の命を奪うことができるのでしょうか。 &nb...

2016.06.30

私が目指すもの - What I aim -

先日の、とある介護施設での演奏の様子。 2013年5月に「天上の音楽」を始めてからもう70公演近くになるかと思います。特にここ1年くらいは、出来るだけ小さな所、必要とされる所にケイタリング(出前)コンサートに伺っています。 どんな環境であっても絶対に手を抜かない。これだけは守り続けているつもりです。音響機材は許されるベストのものを持って行きますし、選曲に関しては施設と可能な限りのお打ち合わせをします。サウンドチェックもどんなに時間がなくても会場の隅々まで自分が足を運んでチェックします。 選曲・時間・話の内容はもちろんニーズに沿いますが、願う所はいつも同じです。「一人一人に神が触れて下さるように」。そして「生きていく希望」が生まれることです。私に与えられている能力、それは演奏技術だったり、エンジニアの技術だったり...

2016.06.25

人はなぜ生きるのか - Why human live a life -

凛舟の一番の応援団長であった、福島潟の館長、小山佳寛さんが先日亡くなりました。まだ68歳という若さで、つい先日までお元気な姿を見せておられたのに、大変残念です。 凛舟そして天上の音楽の活動を、単に商業活動ではなく文化活動である、として、あらゆる面で利害を超えて支えてくださいました。正しいことは正しい、間違っていることは間違っている、ということを立場を恐れずはっきりと語ることのできる、新潟では本当に貴重な存在の方でした。 あれほどの知識と知見に富み、豊富な人脈と優れた頭脳、鍛え抜かれた体を持っておられる方が、こんなにも一瞬にして塵に帰ってしまうとは、なんという「もったいない」ことでしょうか。一体、人は何のために生き、学び、努力し、高みに登るのか、すなわち「人はなぜ生きるのか」という問いを感じざるを得ません。 訃報...

2016.06.21

花はなぜ咲くのか - Why flowers bloom -

あじさいの美しい季節がやってきました。 昨日は大阪から新潟まで車でゆっくりと戻りましたが、北陸道の道沿いの紫陽花がとても美しかったです。 植物がいのちを紡ぐということだけなら、もっと実用的な形でも良さそうですが、どうしてこんなに美しい花が咲くのだろう?と、この1−2週間、ずっと考えていました。 今朝、家のすぐ近所の散歩道を歩いていると、一面たんぽぽでいっぱいでした。たんぽぽの間を、みつばちが飛び交っていました。 一緒に散歩をしていた妻が言いました。「花や蝶が励ましてくれているね。」本当にその通りだと思いました。 一面がお花畑の光景は、まるで天国のようです。 それぞれの植物が、咲いて、その存在の美しさでいのちの励ましを周りの生き物に与え、その瞬間共に支え合う。 やがて、花は枯れ綿毛になるが、それが飛ん...

2016.04.16

春に想う - Thoughts in spring -

熊本の地震は被害が甚大になってきているようです。被害に遭われた方々、救助される方々が守れるよう心から祈ります。 福島潟では菜の花が満開です。週末に5000人の来場者があるそうです。 新潟の生活が3年目に入り、真冬の何もない福島潟も生活の一部になってきたときに、この春の感動がまた違ったものに見えてきました。 東京にいたときは、ある意味「花=華」が当たり前でした。年中いつもどこかに花がありました。街にも華が溢れていました。夜も電気が消えることはありませんでした。 でも、新潟の冬は違いました。生き物は死に絶え、植物は枯れ、連日曇り空の中で吹雪が吹き荒れました。以前に比べて随分暖かくなったそうですが、太平洋側しか経験のなかった私にとっては、新鮮な感覚でした。 「早く春が来ないかな」と思う気持ちの一方で、いざ春が近づくと...

Page Top