2024.09.01

ひかりキッズ5周年を迎えて

今日がひかりキッズ設立5周年の日だ。

8/30の5周年夕涼み感謝会は、子どもたちの作ったランタンと、ひとりひとりのメッセージカードを貼った装飾が園庭を飾り、ホールではさまざまな夏祭りゲームが展開し、100名を超える卒園児・園児・保護者の方々のお集まりいただいて賑やかなひとときを持つことができた。

子どもたち、職員のイキイキした笑顔が、何よりも嬉しかった。

 

 

本当にいろんなことがあり、いろんな人が傷つき、苦しんだ。

「Joy」とは実際の心の内は程遠かった。ひたすら暗闇を、見えない光を希望に、止まるわけにはいかず、ただ、ひた走っていた。その最中も様々な噂・誹謗中傷、心の休まる間はどこにもなかった。

しかし、そんな中、人生の一部の貴重な時間を園のために全身全霊で費やしてくださった職員の方々のお力添えには、心から感謝している。それがなくては今日はなかった。

今回、自分が全く関わらずにここまでのイベントが出来上がり、5年間のうちではじめてと言って良いほど、イベントに心をほんの少し浸すことのできた瞬間だった。

 

 

歴史ある大きな園の経営者からしたら「たったこれだけのこと」しかできていない。

しかし、これが今自分達が精一杯できる、5年の歩みの成果だ。

 

 

事業のサイズをこれ以上大きくすることには全く関心がない。

しかし、これから確実に待ち構えている少子化・インクルーシブ保育・国の政策に伴う企業主導型の引き締め・公定価格の下落・物価上昇・人件費の高騰を考えると、「今」どんなに辛くても、やるべきことをやらなければ、5年後・10年後はない。そういう危機感を感じている。

 

「どんな子どもが来ても、ちゃんとひとりひとりが愛される場」

いうのは簡単だが、実現し継続するためには、ヒト・モノ・カネが必要。保育士の心意気だけでは絶対に無理だ。でもこのビジョンにこだわり続け、世界に誇れるインクルーシブの拠点を目指す。

 

現状は赤信号を無理やり青にして、車を横転させながらフルアクセルでカーブを走っている状態だ。壊れようが痛もうが、とにかく目的地までに間に合って何が何でも到着する。ガソリンが切れたら、持ちものを全て投げ打って買い求め、それが尽きるとその場で井戸を掘って出るまで探す。実績と信頼のない人間に世間は厳しい。

 

その辛さは誰にも分かってもらえなくて良い。少なくとも雇われている者が担うべきことではない。途中で裏切られるよりはたった一人で抱えた方がまだ良い。

自分が世を去る前にもう少し先の見える状態にして誰かに引き継ぐ。

 

とにかく保護者の方々の信頼を裏切ることのないようこれからも心して歩みたい。

 

 


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