2025.11.12

冬を乗り越えるために、いろんなものが削ぎ落とされていく

最後に美しく、次々と散っていく

 

残すべきものは何なのか

いくら思い悩んでも、 無駄な抵抗

 

時が来れば去っていく

 

残るのは

過酷な嵐と雪の重みに耐える幹と枝のみ

 

それも暴風で

折れるかもしれない

 

時が来れば散る

苦しんで耐えてもいつかは力尽きる

 

それを分かっていながら

なぜ抗おうとするのか

 

自分の思い、自分の理想、高尚な理論など

全て空しい

 

 

 

せめて

枯葉の一枚が

冬を迎える蟻一匹の隠れ家になれば

 

 

 

 


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