明日は、ラ・フォル・ジュルネ新潟エリアイベント、門前音楽市の初日。新潟県政記念館にて、18:30より天上の音楽の演奏があります。パリ・コロンヌ管弦楽団とステージをシェアする予定です。ご都合の付く方、是非お越し下さいませ。
祈りの力について、先の記事で「自分の力を手放すこと」が最大の力、また「他の人のために祈るのは、愛がなければ難しい」と書きました。
これについてもう少し補足をしておきます。
人は、何かを成し遂げようとする時、明確な目標と綿密な設計を立て、帳尻が合うように計画を進めます。
ところが、往々にして、その通りにはいきません。その時に人には4つの選択肢があります。
1)計画を練り直し先に進む。
2)信頼できる人に相談する。
3)祈って神に頼る。
4)あきらめる。
いずれかを経て先に進めれば良いのですが、時に人は、1)2)を経て、完全に失望に終わる時があります。例えば、信頼していたと思っていた人から突然絶縁の宣告をされる、とか、解雇される、とか、余命3ヶ月、と宣告される、とか。
そんな経験をされた方なら分かって頂けるかもしれませんが、どんなに信心深い方でも、祈る力すら出て来ない、というのが正直な状況です。しかし、自分を取り巻く人の事もあるので、あきらめるわけにはいかない・・・と。自分をどんどん追い込みます。
こういう方を見かけた時の、周りの人の対応は次の3つでしょう。
1)さりげなく関わらない(さわらぬ神にたたりなし)
2)その人に必要と思われるアドバイスをする。
3)状況を聴き、その人のために祈る。
この中で実は私達が一番やってしまいそうなのが、実は2)ではないでしょうか?
すべてのことに時があるという話を以前書きました。
出来事の中には、私達の力でどうこうできないことがあります。
3)は、一見何の役にも立たない解決のように思えますが「人の為に祈る」=愛の流れの輪が出来ます。
その愛の力が、思っても見なかった展開、考え方へ祈った側、祈られた側の両方を導きます。
この力は絶大です。体験するととてもよく分かります。すぐに結果が出なくとも、半年から一年、早ければ3ヶ月続けて状況を見た時に、その変化の大きさに本当に驚きます。何よりも、困難な状況に支配されていない自分を見いだすからです。
人の側から困難、特に「死」を見たとき、そこには絶望しかありません。しかし本物のいのちの与え主の神の側から人の死を見たとき、それは単に乗り換え地点(ターミナル)でしかありません。これが死が希望に変わるターミナルケアの神髄だ、とチャプレンの佐藤静子先生は天上の音楽の中で語っておられました。
--------English--------
When we want to accomplish something, and we face troubles, we have following choices:
1) reconstruct the plan and proceed
2) ask someone to trust
3) pray to God for guidance
4) give up
If you really in despair after going through 1) 2), most people cannot even pray, but for many reasons they cannot give up too, so they blame themselves...
When someone see those who in that situation, the reaction will be:
1) do not touch
2) give necessary advice
3) listen to him/her and pray
There are things we can't do anything. However, when we pray for others, there exists a stream of love. That stream will bring us to totally new way of thinking that we have never thought of.
And eventually we realize the hope I had for myself also come true in that stream of love. We find our needs fulfilled in some way.
When human look at trouble, or death, we only see despair. However, if true God look at human's death, it is only a terminal to exchange life. Hospice chaplain Shizuko Sato said, "that is the truth of terminal care which brings hope to death", in the concert "music in heaven".