今、ひかりキッズのビジョンは「ひとりひとりが愛される保育」「主体性保育」「ひとつの大きな家族」の3つの柱に集約されているが、考えてみるとこの3つは運営者視点である気がしてならない。
これからの子どもの人生が、保育園だけでなくこの先何十年と続いていくことを見据えた時、どうあることが一番今の子どもにとって必要なのか、を考えた時、昨今の様々な体験・経験を通して今感じているのが
Feel, Sense and Express(感じること・表現すること)
この2点に集約されるのではないか、と思う。
自然界との交わり、人との関わり、形・色への興味、音への感覚、力の入れ方など、あらゆるこの保育のポイントは、結局のところ自分が世界とどう関わっていくか、すなわち、自分が愛されるものから愛するものに、また自分から探究し、また周囲をいたわり、家族としての歩みをなしていく上になるか、ということにおいてとても重要な要素であることを感じる。
指導者目線が強すぎると、どうしても、子ども一人ひとりの「特性」とそれに対する指導計画に目が行きがちだが、そこは発想の転換をして、この「感じること・表現すること」が日々の活動でどれほど保障されているか・またそのことが活動の指標としてどれだけ組み立てられていて、分かち合えているか、伸ばされているか、そこを基準に考えていくことが、このインクルーシブな保育のあり方を現実のものとして落とし込んでいくにあたって必要なのではないかと感じている。