私が毎朝読んでいる本ではっとさせられる文章を見つけました。
「私たちが人間として開花するための適した環境を見つけることは極めて重要なことです。
私たちはそれぞれが、ありのままの姿で、その人ならではの価値ある存在です。」
ある花は、たくさんの光が必要かもしれないし、
ある花は、湿った日光の当たらない場所が必要。
蘭の場合は、とにかく「湿気」が必要。直射日光もNG。
人がその人生を開花させ、人生を有意義なものとするために、誰もがスポットライトを燦々と浴びることがベストだとは限らない。
重要なのは、私たちが自分に適した環境と場所を見つけること。
その状態の中でこそ、人はその賜物に応じた働きを輝かせることができる。
子供は特に、自分で環境を選べない場合が多いのではないかと思います。
しかし同時に、幼少期の「愛情」をたっぷり受ける環境が、その後の人生にどれほど大事かということを、様々な場面を通じて痛感させられています。
ちょうど公立・社福の認可保育園の合否の発表の時期。
私たちのような企業主導型にとっては一番の試練の時でもあります。
このプランターには、つい先日オランダの田中先生から頂いたチューリップの球根を、園児が丁寧に植えたばかりです。球根は、寒さによって目を覚まし、いのちの準備を始めるそうです。
たった今、子供たちが今月の暗唱聖句を斉唱しているのが聞こえてきました。
「わたしの目には、あなたは高価で尊い」
どうかその言葉を忘れずに、一生過ごして欲しいです。
幼少期の子供たち、
そして人生の晩年期を過ごす方、
両方が、それぞれの場にあって、自分のありのままの姿を開花させる、その選択肢の一つとなりうる環境を整えることが、私たちの使命だと感じています。