2017.09.03

Thought of the new day

V13-01ついに44歳になってしまいました。

あたりはすっかり秋の虫の声に包まれています。私の人生も秋に差し掛かってきた感じでしょうか。

新潟に引っ越して4年、とにかく全てが変わりました。まだまだチャレンジは続きますが、人生の折り返し地点でとにかく一歩を踏み出せたことは感謝でした。秋になってもまだまだ種蒔きを続けている状態ですが、収穫するのは、冬を越えて私の次の世代になってからかもしれません。

昨日の統合医療学会では1スタッフとして関わらせていただきながら、非常に目を開かれる言葉をたくさんいただきました。特に在宅・緩和ケアに関わる先生方の共通見解が「病を直す=病人を患者として見る」視点から、「病とともに生きる=一人の生活者として見る=本人・家族・医療者の一致」という視点に変わってきていることは、新しい「いのち」の価値観が改めて問われる時代に入ってきていることを思わされました。

アクティブシニアという言葉が叫ばれますが、一方で、特に心の病・長期的な治療を余儀なくされる病は、どんなに先端医療が発展してもなくなることはないでしょう。最後は死という人生最後の仕事が残っています。ここに向かってどう希望を持ち、1日1日を心豊かに生きていけるか。これはこれからの時代の大きな問いになってくると思います。

特に、労働力が足りなくなることが確実なこれからの日本において、病や障害を持つ方々の、単に社会参加というレベルでなく、確実に社会の一員として役割を担いつつ働きをなしていくことはとても大事ではないでしょうか。

病=患者、と、自分も周りも思い込んでしまう。しかし、ケン・タナカ先生もおっしゃっていたように「あなたは私のコミュニティに何ができますか」と真剣に問うていくこと、そして一緒に歩みながら、地域社会を作り上げていくこと、それが、他人事でなく日本の各地で求められていると思います。

仁田理事長の言葉にもあった通り「かつては医療を組み立てるのは医者と看護師だったが、今では本当に他職種が関わっている」し、これは仕事であろうがなかろうが、すべての人が一番身近なところで取り組むべきことだと思います。

「人は愛されるために生まれてきた」という事実、そしてそれぞれが大事な使命を担って生きているということを、啓発していくこと。

「豊かないのち」を最後まで生きられる様、音楽と傾聴を通して、心豊かな時間を本人・家族・医療者とともに作り上げていくこと。

また、それを担う人々を育てていくこと。

歩みは遅くとも、諦めずに歩んでいきたいと思います。


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