自宅の庭と畑の積雪。 今日はようやく晴れました。金曜日から降り続いた雪が、ようやく晴れに変わる時が来ました。 部屋の中は照明がなくても眩しいぐらいに明るいです。 私たちは、時として予期せぬ苦難に襲われることがあります。 新潟の今回の里雪も、予想を大幅に上回るものでした。 降雪の前半、私は東京にいたので、わずか1-2時間の違いで同じ国とは思えないほどのギャップにびっくりしました。 新潟にいる人は、ただ運が悪くて 東京にいる人は、ただラッキーなのでしょうか。 それとも、新潟の積雪を恐れて、皆関東に引っ越すべきなのでしょうか。 実際は、 予期せぬ苦難・災難の最中に、 実に多くの助け手が備えられていることに気づきます。 一人でこの積雪を...
人には誰にも言えない「心の闇」があるのではないでしょうか。 その叫びに耳を傾けたことはあるでしょうか。 普段は蓋をしておいて、真っ当に社会生活を送ることもできるし、対人関係もこなすことができる。 しかし、ふとした時に、その闇からの叫びが大きくなり、狂ってしまいそうになる。何のために生きているのかわからなくなる。 そんな声を最近よく聞きます。 私も大学で心理学を勉強しましたが、「誰が悪い」「何が悪い」「どういう体験が原因」「どういう社会構造」という問題に目を向ける方法は、カウンセリングや心理テストを含め、山とあります。 原因を「知る」ことは自分の中での整理をつける上で必要でしょう。しかし、原因を「悪い」としたところで、問題は解決するでしょうか。 私たちには、変えられるもの...
先週末の福島潟、そして長生館のコンサートには、多くの方にお越しいただいて本当に感謝でした。 リトリートでは、とても美しい蓮の花を見ることができました。 天気も奇跡的に守られ(コンサートの終演直後から、雨が降り始めたのは本当にびっくりでした)、素晴らしいひとときとなりました。 先週から休みなく仕事や移動が続いていたこともあって、今週は体調を崩してしまいましたが、そのおかげでこの2日間ほど休息となり、とてもゆっくりした時間を過ごすことができました。 8/1は結婚記念日でしたが、普段は子育てに、仕事に何かと忙しい妻とも、ゆっくりと過ごすことができて、とても良かったです。 いろんなことに、改めて感謝の気持ちが湧いてきて、とても嬉しくなりました。 この2日間、私は寝ているだけで、妻がかわりにいろんな連絡業務...
日野原重明先生が7月18日、105歳で天に召されました。 私も数年前、緩和ケア学会で先生の講演を拝聴しましたが、100歳を超えているのにあまりにシャープな頭脳に大変驚いた記憶があります。 報道によると、最後は、胃瘻を選ばず、自ら自宅での静養を選択されたとのこと。死ぬということは、人間の最後に残された最も大きい仕事だと思いますが、その人生の最後の歩みにおける平安が先生の生き様を象徴している気がします。 先生が1970年のよど号ハイジャック事件に巻き込まれた話は有名ですが、先生はそこで自らの命が助かった際、「自分のいのちは神から与えられたものだ。これからは人のために生きよう」と、生き方の方向転換をされたそうです。 それからの先生の社会貢献の歩みは、聖路加病院のサリン事件の際の大々的な受け入れ態勢や、小学校での「いの...
雨が降り続いています。 先日は、介護施設の中でも20年以上の歴史があり、現在看取りまで積極的に行っているという施設様でのコンサートがありました。ご家族の方もご一緒に来られ、総勢100名を超える賑わいでした。 職員の方々も素晴らしいお人柄でしたが、彼らは入居者様にとって家族以上の家族となっており「自分のケアがこれで良かったのか」と悩むことも多いといいます。 特に食べられなくなった方に無理やり食べさせることに対して、悩む部分も多いようでした。 ある方が、終演後の打ち上げで「『そうか、今日を楽しく生きれれば、それでいいんだ』と思うと、とても気が楽になりました」とおっしゃってくださいました。 「天上の音楽」コンサートでは「いのちの希望」をお届けしたい、というのが私たちの願いですが、その根本に...