その叫びに耳を傾けたことはあるでしょうか。
普段は蓋をしておいて、真っ当に社会生活を送ることもできるし、対人関係もこなすことができる。
しかし、ふとした時に、その闇からの叫びが大きくなり、狂ってしまいそうになる。何のために生きているのかわからなくなる。
そんな声を最近よく聞きます。
私も大学で心理学を勉強しましたが、「誰が悪い」「何が悪い」「どういう体験が原因」「どういう社会構造」という問題に目を向ける方法は、カウンセリングや心理テストを含め、山とあります。
原因を「知る」ことは自分の中での整理をつける上で必要でしょう。しかし、原因を「悪い」としたところで、問題は解決するでしょうか。
私たちには、変えられるものと変えられないものがあります。過去の事実、現在の状況自体は変えられなくても、過去、現在、未来を貫く自分をどう捉えるか、これは変えることができます。
そのために、真摯に話を聞いてくれて、本当に親身になってくれる人の存在は、とても貴重ではないでしょうか。
これは、人間が人間に対して何かアドバイスをしたからといって簡単に解決する問題ではないと思います。しかし、もし、相談した方が何かしら「わたしは無条件に愛されている」という実感を持つことができたら、そこからはじめてパラダイムシフトが起こっていくのではないでしょうか。
私たちが天上の音楽コンサートでお届けしたいのは、まさにこのことです。
そして凛舟は、よりプライベートな場で、人が心の闇を開くときの心のオープナーになり、かつ光を届けるものだと思っています。
また、私たち夫婦は「ほんわかサロン」という活動を7年隔月で続けています。一つのテーマに基づいて、皆さんが人生の中で経験したことをシェアしてくださる集いで、お互いどんな考え方も受け入れよう、というの唯一のルールです。毎回目から鱗のような学びを私たちのほうが受けています。
また、個人的に、いろんなご相談を受けることがあります。最近は結婚に関するご相談が多いですが、その他仕事、人生など様々です。幸い、私は妻、子供含め、家庭の生活が本当に満たされているからこそ、このような活動が続けていけるのだと思います。私たちに答えがなくても、神様への祈りと委ね、導きをいただくことはできます。時間がある限り、この「聞き役」の働きは続けていきたいと思っています。