山の中の清流。とても短いファイルですが、24bit 96kそのままです。 自分が気持ちいい音だなあ、と思うポイントは、録音してみると以外とただのホワイトノイズだったりします。 これは岩に水があたるところから10cm程の所にマイクを設置して録った音。水の「ピチピチ」が聴こえて始めて、「ああ、水だ」と思う音になります。 実はこの何気ない「ピチピチ」が実はすごいことで、オイルではこれがありません。水が、液体から個体になるとかさが増える、というのもすごいことなのですが、水にはいろいろ特殊な性質があります。 「ピチピチ」と音が鳴る、ということは、「共鳴している」ということです(共鳴体がないと音は増幅されません)。人の体は大半が水ですが、この水がどういう水であるかによって、その人が奏でる声、歌、演奏が劇的に変化すると考えら...
早朝の日本海。今日は波が穏やかです。 昨日は久しぶりに日帰りで関西方面に行きました。新潟から金沢周りで、琵琶湖周辺を通りました。湖畔が美しかったです。 ところで、水の上にパンを投げるとどうなるでしょうか。 「溶けて無くなる」「波にさらわれて消える」「浜辺のゴミになる」・・何も良い事が起こらないような気がします。 せっかくの美しい水面が台無しになるようにすら思え、「ムダ」の一言しか出て来ないように思えます。 どうしてこんな話をするかというと、私は、音楽の本質は、そういうものではないかと思うからです。 この「水の上にパンを投げる」は、コヘレトの言葉から引用させて頂きました(全文は「あなたのパンを水の上に投げよ、多くの日の後、あなたはそれを得るからである。」) 良い音楽を作るには、それなり...
現代社会に生きる私達は、毎日とても強いストレスに晒されて生きています。街を覆う電磁波、都市の喧噪、化学調味料で味付けされた食物、お金がなければ生活が成り立たない不安、効率スピード最優先の仕事環境、心ない上司や親族の一言・・・「そんなことでは生きていけないよ!」 「ありのままで(Let it go)」という言葉が今の世代の向かうべき姿として描かれることが多くなった今日、現実はますます「ありのままでは生きていけない」世の中になっているのではないでしょうか。むしろ、表面的に強い者が弱い者を憚る事なく押し退け、自分の事、今の利益しか考えない「わがまま=ありのまま」がまかり通るようになっただけのようにすら思えます。そしてその背後には、「いつ自分がやられるかもしれない」という絶えない不安が・・・ 以前、自分のアルバムで、そ...