新潟の冬の名物、白鳥ももう旅立つ時期です。 白鳥が家族で飛び立っていく姿を、あちらこちらで見ることができます。 「たまたま」という言葉を、わたしもよく使います。 たまたま上手くいった、たまたまチャンスに巡り合った・・ 「それは努力していたからチャンスをつかめたんだ」という話が良くあります。 一方で、たまたま不幸な目にあうこともあります。 昨日は東京の華やかできらびやかなステージで演奏する機会がありました。 出演者はみな派手な衣装に身を包み、スポットライトを浴びて輝いていました。人生の中でこのような経験ができることは素晴らしいことだと思います。 一方で、帰りの道のり、冷たい雨の降る中、路上で毛布にくるまって寝ている幾人の方々と出会いました。 運が良いから、たまたまステージに登っているの...
データを整理していたら、昔に撮った花の写真が出てきました。 よく「苦しい時の神頼み」と言いますが、私もこのことについて、祈って聞かれることと聞かれないこと、どうしてこの両方があるのか、というのがなかなか分かりませんでした。 聖書の中に、次のような箇所があります。 弟子たちはイエスに尋ねて言った,「先生,この人が生れつき盲人なのは,だれが罪を犯したためですか。本人ですか,それともその両親ですか。」イエスは答えられた,「本人が罪を犯したのでもなく,また,その両親が犯したのでもない。ただ神のみわざが,彼の上に現れるためである。 そうして、イエスは癒しのわざを行いました。癒された人はたいそう喜んで、当時の宗教的有力者の前でもはっきりと「もしあのかたが神からきた人でなかったら,何一つできなかったはずです」と...
今回は、子供の幸福度No.1のオランダから精神科医のケン・タナカ先生を迎え、「入院のない精神科」で、患者さんひとりひとりがそれぞれの輝きを持って生き生きと過ごしている様がトークと映像で紹介されます。 また、「千と千尋の神隠し」の主題歌「いつも何度でも」の作曲者・歌唱で知られる木村弓さん、東京交響楽団次席チェロ奏者の黄原亮司さん、教育関係者の間で大きな話題となっている、子供が次々と号泣する読み聞かせで有名な高橋圭子さん、音楽と自律神経の関係で著書やCDなどをリリースされている、レーザー治療の大家・藤本幸弘先生など、ビジョンに共感してくださった専門家の方々と一緒にステージを作り上げます。涙と感動のうちに、こころを愛でいっぱいに満たすコンサート、是非お見逃しなく。 前売券お申し込みは、枚数を明記の上こち...
今年の5/12に渋谷にて「天上の音楽」スペシャル・コンサートを開催することができそうです。今年も海外から、先進的な取り組みをされている医師のゲストをお呼びする予定です。近日中に詳細公開できると思いますのでご期待下さい。 昨日、人間科学部の大先輩でもある今村達弥先生率いる、ささえ愛よろずクリニックにて、「生活臨床」で知られる伊勢田堯先生の講演がありました。 先生の専門は精神科ですが、「精神症状があるから人生がゆきづまる」のではなく、「人生が行き詰まるから精神症状が発症する」(人によっては体の不調となって現れる)という視点に立ち、その原因となる、簡単に言えば「何のために生きているのか」を見つけるお手伝いをすることが、症状対処よりももっと大事だ、というスタンスです。 そのために、日本の場合に「家」が大きな縛りになって...
あなたは、人生という交響曲で、何を奏でるでしょうか。 ショパンのように、儚くも美しいメロディでしょうか。マーラーのように力強い管弦楽でしょうか。それとも、チャイコフスキーやベートーベンのような、苦難の中にも光を見出すような曲でしょうか。 レーザー治療で著名な医師の藤本幸弘先生が、ご自身が監修された音楽CD「藤本先生の聴くだけで不眠がすっきり」のライナーノーツの中でこう書かれていました。 「誰もにその人だけの最高の交響曲を奏でられる能力が備わっています。その人だけの美しい曲を作曲できるポテンシャルを誰もが持っているのです。処方箋を書き、投薬や治療にあたること以外で医師にできることのひとつに、その曲を楽譜に落とし込み、本番前の練習にとことん付き合うことがあるのかもしれませんね。 人生というその人だけの交響曲を、でき...