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2016.08.08

蓮を見上げて - looking up to lotus-

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福島潟は蓮の終わりかけです。先日のコンサートで話した内容を簡単にまとめてみます。 福島潟は今オニバスの花の時期を迎えています。 オニバスは、被子植物の原始の植物でありながら、昨今の環境変化のために、現在では絶滅危惧種に指定されています。   福島潟のような湿地にはいろんな生き物がいます。 湿地は「多様性」の塊です。水草、プランクトン・・食物連鎖の底辺にあるさまざまな生き物が生息します。 ただ、同時に湿地は、土を盛ると簡単に家や工場になってしまうのでもっとも簡単に開発されてしまいます。そうすると、陸から、いきなり海となり、生物の多様性がなくなってしまいます。 その結果、さまざまな生き物が生きられなくなり、食物連鎖の上にある、虫や鳥にまでその影響は及びます。それが、やがては大規模な環境変化へとつながってい...

2016.07.24

春巻き坊やとカレーパンマン - Spring roll kid & Curry donut man -

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夏らしい天気が続いています。荒野の夕陽の光景です。 子供が夏休みの時期に入り、自宅で子供とのテレビを共に楽しむ時間が増えますね。 アンパンマンはこの年になってはじめてじっくり見るようになりましたが、特に初期のアンパンマンのストーリーは素晴らしいですね。人間にとって大事なものを教えてくれます。 今日見ていたストーリーでは、春巻き坊やとカレーパンマンが、どっちがおいしいか、を真剣に争っているシーンがありました。そこに、バイキンマンとドキンちゃんが、「自分たちがグルメ王になって、判定してやる=自分たちがたらふく食べてやる」という悪いアイデアを思いつき、変装して登場します。 けしかけられた春巻き坊やとカレーパンマンは、「やってやろうじゃないか」と、へとへとになるまで春巻きとカレーを作り続けます。最後は偽グルメ王がまるま...

2016.07.12

人生の最終段階における医療 - Medical care in last stage of life -

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Harp Therapist、Linda Hill-Phoenix氏のホスピス・ベッドサイドでの演奏の様子。 この時の体験は、私の音楽に対する考え方を大きく変えました。詳しくは日比野音療研究所のサイトに書いています。 厚生労働省が平成26年に発行した「終末期医療に関する意識調査等検討会報告書」では、終末期医療を「人生の最終段階における医療」という呼び名に変え、全人的なケアを推進することが書かれておりました。 音楽をケアの一環として用いるとき、ともすれば「療法」の側面が強くなりすぎて「何かが改善する」ということに対してのみ評価が下されたりしています。 もちろん、そういう側面があることは数々のエビデンスからも事実だと思います。   しかし、私が思うに、本当の音楽のなすべきことは、病気が奇跡的に治ることより...

2016.06.30

私が目指すもの - What I aim -

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先日の、とある介護施設での演奏の様子。 2013年5月に「天上の音楽」を始めてからもう70公演近くになるかと思います。特にここ1年くらいは、出来るだけ小さな所、必要とされる所にケイタリング(出前)コンサートに伺っています。 どんな環境であっても絶対に手を抜かない。これだけは守り続けているつもりです。音響機材は許されるベストのものを持って行きますし、選曲に関しては施設と可能な限りのお打ち合わせをします。サウンドチェックもどんなに時間がなくても会場の隅々まで自分が足を運んでチェックします。 選曲・時間・話の内容はもちろんニーズに沿いますが、願う所はいつも同じです。「一人一人に神が触れて下さるように」。そして「生きていく希望」が生まれることです。私に与えられている能力、それは演奏技術だったり、エンジニアの技術だったり...

2016.06.25

人はなぜ生きるのか - Why human live a life -

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凛舟の一番の応援団長であった、福島潟の館長、小山佳寛さんが先日亡くなりました。まだ68歳という若さで、つい先日までお元気な姿を見せておられたのに、大変残念です。 凛舟そして天上の音楽の活動を、単に商業活動ではなく文化活動である、として、あらゆる面で利害を超えて支えてくださいました。正しいことは正しい、間違っていることは間違っている、ということを立場を恐れずはっきりと語ることのできる、新潟では本当に貴重な存在の方でした。 あれほどの知識と知見に富み、豊富な人脈と優れた頭脳、鍛え抜かれた体を持っておられる方が、こんなにも一瞬にして塵に帰ってしまうとは、なんという「もったいない」ことでしょうか。一体、人は何のために生き、学び、努力し、高みに登るのか、すなわち「人はなぜ生きるのか」という問いを感じざるを得ません。 訃報...

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