潟の音風景CDVol.IIに収録されている私の曲”I'm Yours"の手書きスケッチ楽譜です(途中で切れていますが・・)。私の譜面は本当に汚いので、共演してくださる方が慣れていないとbと6を見間違えたり、m7とM7が区別つかなかったり・・と本当に迷惑をかけていて申し訳ないです。 ところで、私はビジネスに関して何か偉そうな事を語る資格は毛頭ない(そんな結果も出していない)ことをはっきり前置きした上で、ふと思った事を書いてみます。 作曲を勉強する時、いろんなスキルを学びます。これは、そのまんまビジネス戦略でよく聞く言葉に当てはまる感じがします。 例えば、Retrograde(逆再生メロディ)。これは「逆転の発想」そのままですね。中世の音楽の展開のさせ方の一例として勉強するのですが、厳...
Harp Therapist、Linda Hill-Phoenix氏のホスピス・ベッドサイドでの演奏の様子。 この時の体験は、私の音楽に対する考え方を大きく変えました。詳しくは日比野音療研究所のサイトに書いています。 厚生労働省が平成26年に発行した「終末期医療に関する意識調査等検討会報告書」では、終末期医療を「人生の最終段階における医療」という呼び名に変え、全人的なケアを推進することが書かれておりました。 音楽をケアの一環として用いるとき、ともすれば「療法」の側面が強くなりすぎて「何かが改善する」ということに対してのみ評価が下されたりしています。 もちろん、そういう側面があることは数々のエビデンスからも事実だと思います。 しかし、私が思うに、本当の音楽のなすべきことは、病気が奇跡的に治ることより...
ハイレゾという言葉がよく聞かれるようになって久しいです。音に限って言えば「聴こえないほどの高周波帯域を含む高解像度」という意味合いで使われると思いますが、単に「音が柔らかい」「本物に近い」などの観念的な話はともかく、その真実はどこにあるのでしょうか。 私達が長岡技術科学大学の中川教授と共同で、脳波のフラクタル指数を用いた感性分析を進めた実験では、湾曲板を湾曲圧力を振動源とする凛舟と、一般的な粗密波方式のハイレゾスピーカーを比較した場合、生録音のハイレゾ音源だと凛舟が心地よさ、安心といった快の感性を35%向上させ、不安や恐れといった不快の感性を55%減少させる結果が出たのに対し、全く同じ曲、同じテンポ、同じ演奏内容、同じ音量ですが、ハイレゾ・サンプリング音源を使いコンピューター演奏させたハイレゾ音源だと、快が51...
これは、牧師であり長いうつを経験したSuzan Gregg-Schroeder氏の著書に書かれている内容です。 財産、精神的余裕、健康、ノウハウ、計画、それら人間的なもの全てを取られる、ということ。それは、神を知る恵みでもある、と書かれています。いずれは全ての人が最期に経験する事ではありますが、それをより早く経験する事で、その後の人生が自分のものでなく神とともに生きるものとなるということです。 カウンセラーでもあった彼女は、その経験の以前と以後で、クライアントへの接し方が大きく変わったそうです。決してアドバイスや、解決に導く分析などをしなくなり、むしろ、傾聴と、必要であれば自分の経験をシェアする、というスタイルに変わっていったそうです。 スピリチュアルケアの第一人者であるDonna-Marie氏も、10年間に渡...
愚かかもしれませんが、 今、私は、私の持てるもの全てを「凛舟」と「天上の音楽」に注ぎ込んでいます。 時間も、財産も、すべて。 先日、炎天下の銀座中央通りを終日、凛舟をカートに乗せて右へ左へとお客様の先を歩いて回りながらふと思いました。これは私にとっての十字架なのだと。 私は高性能スピーカーを作りたいわけではありません。 芸術品を作りたいわけでもありません。 病気の解決をしてくれる治療具を目指しているわけでもありません。 人気のコンサートプログラムを立ち上げて世を席巻したいわけでもありません。 これは、私にとって、私の内にある深い部分とつながり、また神と繋がるための祈りのツールです。 今、暗やみの中にある人に、 神が万人に備えて下さった、いのちの希望と光をお届けし、 とも...