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2015.10.19

待つことの力 -power of waiting-

ヨットをされている方にお話を伺うと、海上で風がない時は、ただ「待つ」とのこと。その時間が、結構長いそうです。忍耐力がいりますね。   昨日、非常に印象的な言葉を聞きました。 「愛とは、長い目で見て、待っていてあげる心のことである」 「短気にならず、黙ってありのままを受け入れる心だ」 愛とは、と尋ねられて、端的に答えを返すのは意外と難しいことですが、この言葉は本当に的を得ていると思いました。こちらが何かをするのではなく、受け入れることである、ということ。 自分の子供にも、それができていないな・・と実感させられました。忙しい時ほど、自分のペース通りに進まないと色々子供に要求してしまいます。気が付いたら、子供も同じことを自分に要求していたりして・・子供は鏡ですね。   ありのままを受け入れるために...

2015.10.18

Autumn in Toyama - 富山の秋 -

先日、富山の八尾というところに行きました。山の高いところに、温泉&保養施設があり、一晩ゆっくり過ごさせていただきました。こういう何もしないでゆっくりものを考える時間がとてもありがたいですね。 辺り一面、本当に綺麗な虫の声が響き渡っていました。木々や草もそよ風に揺れて、心地の良い音を奏でていました。 温暖湿潤気候の日本は、あらゆる生命が四季折々の豊かな自然の中でいのちを育むことができる素晴らしい場所だと思います。砂漠だとこうはいかないかもしれません。 昆虫に詳しい方によると、秋の虫で鳴いているのはオスだけで、メスを求愛するために鳴いているとのこと。でも私には、どう聞いてもそれ以上のものを感じずにはいられません。 人間でも、とても美しい声や顔で、異性を呼び求める、ということはよくあることでしょうが、それだけが人の生...

2015.10.15

久々の試作機 - Rinshu prototype -

明日の凛舟貸し出しに備え、久しぶりに試作機をチェックしてみました。   手前味噌で恐縮ですが、あまりにも音が良くて、鳥肌が立つほどビックリしました。正直なところ、試作機を作ったころは、ここまで音抜けの良さはなかった気がします。 何というか、音を聴いた瞬間、体がフワッと浮き上がるような、クリアーな高域に、ドロドロしたものが全部吹っ飛んでいくような、そんな感覚を覚えました。眉唾だと言われようが売り文句と言われようが、これは否定できない感覚です。製品には一台一台鑑定書がつくので、全部聴き込んでいますが、この感動は最高レベルに近いものがあります。 おそらく、完成してから1年近く経つので、木部の水分がいい感じに抜けて乾燥し、また木が振動を覚えて、いい感じでエージングされてきたのだと思います。出荷前にも念入りにエ...

2015.10.03

Spider's Web or Bird's Eye? - クモの巣か、鳥の目か?-

秋になると、随分とたくさんのクモの巣が出来ていることに、今年初めて気が付きました。 私の家の庭と畑だけでも、数えてみると10個以上はありました。どれも、体長10cmほどの大きなクモばかりです。 おそらく、冬に向けて、頑張って獲物を仕入れているのでしょう。 散歩している森の中では、それこそ無数の数のクモの巣がありました。大きいものになると、下草から高い木の枝まで、数メートルにも及ぶ長いクモの巣を作っているものもありました。 クモはどうしてこんな涙ぐましい努力をして巣を張るのでしょうか。   考えてみれば、クモは地を這って生きなければいけない動物です。しかし走るのもそれほど速くありません。しかし肉食です。自分で網を仕掛ける以外に、食糧を得るのは難しいのでしょう。神様は本当にユニークな特徴を作られたと思いま...

2015.08.01

うれしい再会 - Happy reunion -

昨日は、とても久しぶりに嬉しい再会がありました。 かつて一緒に仕事をした仲間で、音楽業界では名の知れた人でした。 一時体調を壊して、シーンから引退していたそうです。 その時から、本当に大事なものに向き合い始め、幼かった頃に慣れ親しんだ聖書を紐解くようになったそうです。 私も全く知りませんでしたが、 たどれないくらい前の代からつながる筋金入りのクリスチャンで、大学まで欠かさず毎週ミサに行っていたそうです。彼の地元では学校と教会が溶け込んでいて、それが当たり前の光景だったそうです。 彼が手掛けていた音楽は、どちらかといえば真逆の、深夜に大音量で流れるタイプの音楽でしたが、その体の悪い時期を通り過ぎてからは、作る音が全く変わってしまって、スッキリ明るい音になっていました。 今、信仰を持つ伴侶を持ち、共に毎週ミサに集う...

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