ヨットをされている方にお話を伺うと、海上で風がない時は、ただ「待つ」とのこと。その時間が、結構長いそうです。忍耐力がいりますね。
昨日、非常に印象的な言葉を聞きました。
「愛とは、長い目で見て、待っていてあげる心のことである」
「短気にならず、黙ってありのままを受け入れる心だ」
愛とは、と尋ねられて、端的に答えを返すのは意外と難しいことですが、この言葉は本当に的を得ていると思いました。こちらが何かをするのではなく、受け入れることである、ということ。
自分の子供にも、それができていないな・・と実感させられました。忙しい時ほど、自分のペース通りに進まないと色々子供に要求してしまいます。気が付いたら、子供も同じことを自分に要求していたりして・・子供は鏡ですね。
ありのままを受け入れるためには当然こちらに時間的、精神的、肉体的犠牲が伴います。マザー・テレサも、どんなに忙しくとも早朝の祈りによる神との親密な時を欠かさなかったそうです。犠牲を払うためには自分が愛で満たされていなければなりませんね。
「いつまでも残るものは愛です」と聖書にあります。マザー・テレサの活動を見てもよく分かるように、たった一人の誰かが犠牲を払って残した愛は、たとえ大海の一滴に思えても、世代を超えて、時を超えて、結果的に多くの人に恵みを与えます。相当有名な人でも100年経てばほぼ忘れられるのに、この愛の循環はつながっていきます。問題は、自分がその循環に加わることができるか、もしくは一度断ち切れたとしても新たに生み出せるか、なんだと思います。