この図は、音楽聴取時の脳波のフラクタル次元を計測した際の、凛舟を使った場合(左)と従来型の高級ハイレゾ対応スピーカーを使用した場合(右)の比較です。凛舟の場合、平安、安らぎを感じる右脳前頭野(F4)がより活性化し、不安、恐れを感じる左脳前頭野(F3)が不活性化しているのが分かります。音源はいずれも24bit96KHzです。
認知症と音楽療法の取り組みについて、注目が集まってきています。今朝のテレビでも取り上げられておりました。
専門の先生によると、昔懐かしい曲を歌うことで、認知・判断・行動の経路が反復されることで脳機能の活性化につながる、ということでした。
確かに介護施設でも、童謡を共に歌った時の反応は、やはり皆さんの目が輝いています。ケアを提供する側にとっても、大きな励みになりますね。
一方で、音楽療法の副作用を研究する先生もおられます。セッションの場では良くても、夜間に症状の乱れが出てしまうことがある、というものです。
以下は私見ですが、音楽療法が響くのは、女性の方が圧倒的に多いように思います。私も歌うこと自体があまり得意ではないので、どちらかというと聞いているだけで十分で、音楽が好きでも歌うセッションになると身構えてしまうかもしれません。
また、認知症の一番のつらさは「状況のつながりがなくなる」ことからくる、諸々の不安なのではないか、と思います。私はなったことがないので本当の意味での気持ちは分からないのですが、まだ若い言語の専門家がアルツハイマー病になって、どのように認知機能を失っていくかを記した映画「アリスのままで」を飛行機の中で見たことがあり、そのときに「不安」が本当に大きな要素だということを大きく感じました。
音楽療法のセッション中は、療法提供者との親密な交わりがあったりなど、とても良い時間を過ごせると思うのですが、その後の、また不安な状態に引き戻されてしまった時が、むしろ一番問題なのではないか、と思います。特に夜。
音楽療法が聞くとか聞かないとかいう議論ももちろん一理ありますが、不安な認知症を抱えるご本人、ご家族に本当の意味でサポート出来るか、そこが一番大事なポイントなのではないかと思います。また、症状や問題が解決しない、ということがあったとしても、毎日を少しでも有意義に過ごせるきっかけがあれば、それが素晴らしいことなのではないでしょうか。
私達もついエビデンスや効能・効果がなければだめなのでは・・という気持ちになってしまいがちですが、そこに目を奪われることなく「何のために今の仕事をしているのか」という使命を忘れずに、進みたいと思います。
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Figure above is fractal analysis of brainwave, in listening music by Rinshu (left) vs by ordinary high-res capabale speaker (right). Music is created by us in 24bit 96KHz, live recording of piano & sax. This shows listening by Rinshu produces improvement of brain activity in right frontal lobe (F4) where we feel peace & comfort, and decrease of activity in left frontal lobe (F3) where we feel fear & anger.
Now music therapy for dementia is getting hot topic, featured in TV. Researchers say singing songs which a patient knew in her young age requires high brain processing skill, such as cogition, jiudgement, and activity, in result it helps brain activity, and help slowing the development of dementia.
However, some researchers are also mentioning about the risk of music therapy. It causes some disorder of the patient after and especially at night of the day of the session.
I personally think, most crucial problem who has dememtia, is "fear", coming from not be able to accept the facts that has no relationship. Especially at night, he / she might be very lonely.
I think it is more important to think how we can provide continuous support for the patients and caregivers regardless of the result of the care, and they can find joy in their daily life, than argueing if music therapy is effective or not.
We create Rinshu for that purpose, to be with the person 24 hours, providing peace and comfort. That is whole purpose of why we do this.