2018.11.20

沈黙を聴く

IMG_140411月、新潟の鉛色の空。しかし同時に天使の梯子が良く見られる時期でもあります。

最近作った曲「虹の約束」の1番の歌詞です。

鉛色の空の下
雨に打たれて
何も見えないときは
こころの目を開こう

雲の中に隠れてる
光の天使が
はしごを降りてきて
こうささやくよ

虹のかなたに
わたしをみつけて
虹の約束
思い出して

あなたは あなたは
天をつなぐひと

 

昨日尊敬する知人から頂いた本で、モーリス・ズンデルのことを書いた「沈黙を聴く」に

今日はすっかり虜になってしまいました。

 

印象的な言葉としては

「神の美しさに魅せられた人は、もはや自分を眺めない」

「大切なのは私の救いなのではなく、私たちの手の中に託された神のいのちなのである」

「私たちに可能な最大の勇気は、私たちの問題を二番目に置くことなのだ」

「『愛』の現存があれば、話す必要はなく、ただそこにいるだけで事足りる」

「神の喜びとは・・・すべてを失って、もはや失うものを持たない方の喜び・・・貧しさの中で永遠にご自身を与える方の喜びである」

他にもまだまだありますが

「肉の思いに死す(自己放棄)」ということはどういうことなのかをこれほどわかりやすく、明確に語ってくれた本は初めてでした。

 

彼自身はキリスト教会側からはほとんど無視され、知られることはなく、貧しさの中に生き、苦しむ人と共に歩む人生を送ったようです。

現代の「アピール&スピード」文化とは全く対極のところにある、静かな黙想を通してしか得られない真理に気づかされました。


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