2015.05.14

地方移住&起業について(2)- moving to countryside and starting a new business (2)

botan

庭にとっても奇麗なぼたんが咲きました。

こんな大きな花が自然と咲くのですから、本当に不思議です。

 

前回、地方移住&起業には「自分を良く知ること」がとても大事だという話を書きました。

その次のステップの話を書きたいと思います。

自分が何であるか、人生で大事にするものは何か、が見えて来る、ということ、それイコール自分の事業の理念になると思います。

つまり、進むべき方向、とるべき選択、優先順位を迷った時に、いつも立ち返るところになります。時には、それは「退路を断つ」という決断にもつながります。

特に、新しいことにチャレンジするにあたって、自分の持っている財産・人脈・ノウハウ・技術といったものを、一度整理する必要があるかもしれません。特に初期投資が必要な事業の場合は、身を切るような思いがします。でも、絶対に後ろを振り返らないこと。そのためにも、理念が必要なのです。

そして、一緒に仕事をすると決めたメンバー、特に社員に、その理念を分かち合う努力を最大限にします。といっても、理念を朝礼で唱えるだけでは全くリアリティを持って身に付かないので、私の会社では朝礼の際に、マザーテレサの「日々のことば」という本を使って、毎日異なるテーマで社員全員で分かち合いの時間を持っています。この本が私の理念を分かち合うにはちょうど良いと思っています。

首都圏での起業と一番違う所は、市場が近くにないので、動きたくてもすぐに動けず、すぐに結果が出ない、つまり忍耐を要するという事です。逆に言えば、とんでもない発想やチャレンジにも、まわりや結果に左右されずにじっくりと取り組める、ということです。

それから、首都圏では何かと割高なため、ムダなお金遣いをせず出納管理をきっちりする、ということが基本だと思いますが、地方の場合は「ムダと分かっていて支払をする」覚悟もある程度必要になると思います。特に、気持ちや感謝が伝わる事、地域の為になることには、率先してお金を出す心構えが必要、というか地域の名士の方々は皆その心構えを持っていらっしゃる気がします。

-------English-------

In addition to knowing oneself, what is required for countryside entrepreneur will be setting up company's philosophy according to leader's vision, and sharing it amoing staff. In countryside things will not move as fast as in city, and we need to be patient until we see result. In other words, we can try totally unique things and challenges in countryside, away from trends and result-oriented thinking.

Also in countryside we need to be brave enough to spend money to show gratitude and for the society. I see many local leaders who does that, without thinking of return.

 


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