大阪近郊に生まれ育ち、東京で15年、それからなぜ今、新潟なのか。 それは、新潟でないとできない仕事があったからです。 その間、3年のアメリカ生活、10年に渡るマレーシアとのご縁、度々の海外出張で世界のいろんな地を見る経験をさせて頂きましたが、改めて日本の良さに気付きました。 - 繊細、丁寧な仕事 - 人のことを思いやる利他の心 - 豊かな自然、気候、食 - 効率・利益だけでものを考えない(共存共栄) 新潟は、関越の山に遮られているおかげで、良い意味で日本の欧米化・スピード効率化の波をそれほど受けずに、日本の良さを育んでいる地だ思います。 また冬の厳しさが、これらの良さを更に醸成しています。冬の間思ったように動けない、ということが、これほど大事であるとは思っても見ませんでした。動物は、その間冬眠するか、皆死に絶え...
早朝の日本海。今日は波が穏やかです。 昨日は久しぶりに日帰りで関西方面に行きました。新潟から金沢周りで、琵琶湖周辺を通りました。湖畔が美しかったです。 ところで、水の上にパンを投げるとどうなるでしょうか。 「溶けて無くなる」「波にさらわれて消える」「浜辺のゴミになる」・・何も良い事が起こらないような気がします。 せっかくの美しい水面が台無しになるようにすら思え、「ムダ」の一言しか出て来ないように思えます。 どうしてこんな話をするかというと、私は、音楽の本質は、そういうものではないかと思うからです。 この「水の上にパンを投げる」は、コヘレトの言葉から引用させて頂きました(全文は「あなたのパンを水の上に投げよ、多くの日の後、あなたはそれを得るからである。」) 良い音楽を作るには、それなり...
「潟の音風景」でも使用した、新潟の春の音です。 冬から徐々に春に移行するさまを、自然音で表現。水、水鳥、うぐいすなど。鳥の声は、生だと随分大きく聴こえるのに、録音すると実に小さくなってしまうから不思議です。 ------English------- Nature sound in early spring at Niigata, Japan. It is strange to find out birds sound quite lound in live, but sound much softer in recording.