横浜のめぐみ在宅クリニックの院長である小澤竹俊先生は、数多くの看取りのケアを実践される中で次のようにお話しされています。 「今後、高齢者が増え、若者が減り、従来のシステムが壊れるはずです。病院は、これまでと同じように対応できない時代が来る。十年、二十年後に、どんな社会が来るのかを考えると、ぞっとします。聖書のノアの箱舟ではないですが『大洪水』が来ます。それなのに、誰も箱舟を作らない」 「終末期を迎えて苦しむ人たちに誠実に向き合う人が、まだ少ない。絶望の中にあってなお光があることを伝えられる人材を育てていきたい。それは、医療、介護の分野だけでなく、幅広い分野で対応しなくてはいけない」 私はこの記事に実に励まされました。 私たちが凛舟でやろうとしていることは、現代の経済原理や効率主義からは程遠く、全くもって馬鹿げた...
今しがた大阪で大きな地震があったようですが、ちょうど月曜朝の大変な最中だと思います。今日の一日、どんなことがあっても最後まで守られますように。 5/25に、新潟地区で30年近くも続けられてきた「新潟ランチョン」が開催されました。上記はその写真です。このような場で音楽とトークの場を設けていただいたことは本当に感謝でした。 その中でも語らせていただきましたが、どんなときにも「恐れるな。私を呼べ」という神のことばが、言葉の苦手な私であっても、深く心に響いています。 困難、試練があり、また災害があり、予定が狂い、絶望の淵に立たされ、前に進めないように思う時こそ、人は自分の限界に直面させられるのではないでしょうか。 それらの障害を自らを奮い立たせて乗り越えようとするのが、多くの人のやり方かもしれませんが 遅...
5/12(土)に新潟りゅーとぴあ・コンサートホールにて開催された「天上の音楽 ハートケア・コンサート」、おかげさまで大盛況にて終えることができました。 今回のテーマは「違いを超えて愛し合う」。民族・世代も様々の、2歳から80歳までの一般市民の方々から構成される合唱団200余名がステージに上がり、最後は会場がひとつになりました。 第一部は「文化を超えた、いのちのつながり」。最初にチェロの黄原さんが、文化大革命で国を追われ、音楽をやめようと思っていたところ、神様に出会い生きる意味を見出し、音楽を再び始めることができるようになった自らのストーリーを語ってくださいました。そして、中国の美しくエネルギッシュな光景が浮かぶような「湘江之歌」を披露してくださいました。 ウクライナ出身のオクサーナ・ステパニュックさんと、中国出...
昨日は「天上の音楽」公演、沢山の方のご来場、またお力添え、本当にありがとうございました!心より感謝申し上げます。詳細は改めて後日アップさせて頂きます。 本日公演スケジュールに上がっておりました「ささえあいよろず祭」の日程が延期になりました。本日の公演は「なし」となります。告知が遅くなり大変申し訳ありませんでした。
5年間続けてきた、天上の音楽コンサートの集大成です。 文化の違い、世代の違い、障害や健康状態の違い・・・そんなものを超えて愛し合う「パラダイス」を、参加型で実現できたら・・・とは当初から漠然と思っていたのですが、本当に不思議なことに、昨年秋頃からいろんな方とのご縁がつながり、今回形にする事ができました。 正直なところ、予算規模も相当大きく、参加型であることや、多数のご後援・協賛団体様との連携などもあり、諸々調整の労力も半端でなく、ここまでのサイズのコンサートは私と妻、そして2人の社員の計4名で回すには明らかにキャパオーバーなのですが、「絶対これをこういう形で実現するんだ!」という強い決め込んだものがそこまでなかったのが、逆に良かったのかもしれません。 むしろ、本音としては「大舟に乗ったつもりで、私たちの意志でな...