2017.09.24

放蕩息子の帰還

vlcsnap-2017-09-24-00h45m41s141今日は天上の音楽 魚沼公演でした。

魚沼の皆様のお力添えのお陰で、350名ほどの方にお集まりいただけたこと、本当に感謝しております。

特に、精神科医でありながらうつを経験され、人生の究極の試練をくぐりぬけられた大森先生のお話は圧巻でした。涙なしには聞けませんでした。

いろんな意味で本当に未熟な私ですが、こうしてまた一つ、本気で心を込めたコンサートを開催することができたことは、私に取っても大きな励みになりました。

今回は南魚沼地区のキッズの皆さんにご協力いただきました。子供の力は素晴らしいですね。存在が、もうすでに「ハートケア」でした。

私はショーを舞台袖で見ながら、ふと自分が大学在学中に家を飛び出し、トラックドライバーの仕事をしていた時のことを思い出していました。

つい一昨日、東京の実家に帰った時、本当にたくさんの料理を用意して父が待っていてくれました。私のような本当に人の気持ちも考えず自分の我儘だけで突っ走っていた者にもかかわらず、帰るところがある、ということがどれほどありがたいことか、と身にしみました。

自分の力で生きる、それを証明してみせる。若気の至りで、そんな気概があったと思います。今、人生のリセットを経験してはじめて、自分一人で成し遂げられうことなんて何もない、様々な方の支えがあって、その上で生かされているのだ、ということが初めて少しずつわかるようになってきました。

今回も、無料公演だったので経費は自分たちで捧げるつもりでいたのですが、なんとショーの前日に、支援を申し出てくださる方が現れました。どれほどその心が嬉しかったか・・おカネのこと以上に、「私たち夫婦の孤軍奮闘じゃないんだ」と、重荷を共に負ってくださる方がいた、ということ、それが何よりも嬉しかったです。

だから、今、彷徨っている方々にはっきり申し上げたい。決してあなたは一人ではない。帰るところが必ずあるはず。人は、愛されるために生まれてきたのだから。

 

 


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