2017.09.28

自分の時計を捨てる

最近商品撮影キットを買ったのですが、これが実にきれいに撮れます。 写真を撮るのが楽しくなりました。   私たちのこの世の生命は、限られています。電池式時計のように、電池が切れるまで、確実に終わりに向かって刻一刻と進んでいます。   そんな中、何歳までに何を成し遂げ、今日の予定のうちに何を成し遂げる・・短い期間では、何分後の電車に乗る・・何時の待ち合わせ・・など、時間を上手に使うことが求められています。   私たちには3つの時計があると言われています。 自分時計、世間時計、永遠時計。 世間時計とは、例えば戦争とか、不況とか、天変地異とか、世の中の流行りとか、家族の状況とか、自分以外の状況によって作り出される時の流れです。 永遠時計とは、神の時計。死を超えるもの。   世間時...

2017.09.24

放蕩息子の帰還

今日は天上の音楽 魚沼公演でした。 魚沼の皆様のお力添えのお陰で、350名ほどの方にお集まりいただけたこと、本当に感謝しております。 特に、精神科医でありながらうつを経験され、人生の究極の試練をくぐりぬけられた大森先生のお話は圧巻でした。涙なしには聞けませんでした。 いろんな意味で本当に未熟な私ですが、こうしてまた一つ、本気で心を込めたコンサートを開催することができたことは、私に取っても大きな励みになりました。 今回は南魚沼地区のキッズの皆さんにご協力いただきました。子供の力は素晴らしいですね。存在が、もうすでに「ハートケア」でした。 私はショーを舞台袖で見ながら、ふと自分が大学在学中に家を飛び出し、トラックドライバーの仕事をしていた時のことを思い出していました。 つい一昨日、東京の実家に帰った時、本当にたくさ...

2017.09.11

善きサマリア人

今日からまた新しい一週間が始まります。 「善きサマリア人」の話はご存知の方も多いかと思います。昨日の日曜学校のテーマでした。 ある人が山を越えて旅に出たとき、山で強盗に襲われ酷い怪我を負わされました。 通りがかりに、その人が倒れている様子を見た祭司は、「危ないところだ」といってそそくさといってしまった。その次に通った祭司の手伝いをする人も「急がねば」と、見て見ぬ振りをしていってしまった。ところが、その人と仲の悪い部族であるはずのサマリア人が、通りかかって、ロバに乗せて、宿屋まで運んでくださり、看病してくださり宿屋の代金まで払ってくださった、というお話です。 昨日は非常に貴重な視点を教えてもらいました。 サマリア人が、なぜ彼を助けたのか、という点です。   実は、サマリア人は、倒れている彼を見て「かつて...

2017.09.03

Thought of the new day

ついに44歳になってしまいました。 あたりはすっかり秋の虫の声に包まれています。私の人生も秋に差し掛かってきた感じでしょうか。 新潟に引っ越して4年、とにかく全てが変わりました。まだまだチャレンジは続きますが、人生の折り返し地点でとにかく一歩を踏み出せたことは感謝でした。秋になってもまだまだ種蒔きを続けている状態ですが、収穫するのは、冬を越えて私の次の世代になってからかもしれません。 昨日の統合医療学会では1スタッフとして関わらせていただきながら、非常に目を開かれる言葉をたくさんいただきました。特に在宅・緩和ケアに関わる先生方の共通見解が「病を直す=病人を患者として見る」視点から、「病とともに生きる=一人の生活者として見る=本人・家族・医療者の一致」という視点に変わってきていることは、新しい「いのち」の価値観が...

2017.08.31

戦争が始まる日

先日の北朝鮮ミサイル発射の速報に怯えた方も多かったのではないかと思います。   日本も戦争が他人事でない、という「煽り」が、諸々の動きの中で始まっているのだと思います。 憲法改正に向けた動きももちろんその一環でしょう。   さて、戦争はどうして始まるのでしょうか。   一番の理由は「不安」ではないでしょうか。   先が見えないと思うから、自分を守るために、あらゆる戦略を講じて攻め入ります。諸々の理由は、あくまでその糸口にすぎません。   これは、一国に限ったことではなく、私たち個人でも、経済活動でも、同じことです。   聖書にカインとアベルの話が出てきますが、ドラマにもなった「父に認められたい」という思い。カインは地の作物、アベルは羊のいけにえを捧げて...

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