2016.02.29

地方移住について思うこと -moving to countryside-

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近所の福島潟の光景。

万単位の鳥が日の出とともに飛び立ち、夕暮れとともに帰ってくる光景は圧巻です。

先日から東京に数日おりましたが、「地方移住」がずいぶんと騒がれるようになってきた気がします。

国の政策だからでしょう。もちろん政策誘導も大事だとは思いますが「自分は何のために生きているのか」そこをしっかり見つめ直すことが、一番大事なのではないかと思います。

昨日は福島潟の水鳥のシンポジウムでお話の機会を頂きました。鳥の専門家がおっしゃっていた「鳥は無駄なエネルギーをできるだけ使わない」というお話は、とても印象的でした。積雪が一定量を超えると、食べに行かずに潟でじっとしているそうです。

私たちは仕事がうまくいかなくなったり、状況が変わったりすると、「何とかしなければ」とあがきます。そうすると、どんどんお金が出て行き、最後はもっと忙しい状況に陥って抜け出せなくなるか、もしくはさらに状況が悪化するかのどちらかのような気がします。

「待つ・忍耐する」という選択肢が、私たちにとって、何と難しいことでしょうか。

 

地方移住して何かをやろうとした時に、かならず問題になるのがこの「忍耐」ということ。

いくらインターネットがあるとはいえ、首都圏のスピード感とは決定的に違います。物事が全てお金だけで回っていない分、お金以外の部分(人間関係、信頼)を積み上げる重要性は首都圏にましてずっと大きい気がします。

忍耐を持ち続けるために、「使命感」は不可欠だと思います。そのもとになるのが「自分は何のために生きているのか」という問いです。

 

5月には、福島潟にてこれを見つけるリトリートイベントを開催します。詳細はまた後日公表しますが、新潟には、その答えを見つけるのに十分なヒントが、随所に隠されている気がします。

 

 

 


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