不思議と、こういうフワフワのネットのようなものが、至る所にあります。
綿あめみたいな感じです。
こういう時間がとれるのも、カントリーサイドならではです。
地方移住する理由は、人により様々だと思います。例えば
1)健康上の理由
2)家庭上の理由(両親の介護など)
3)自分を試してみたい
4)地方の良さを発信したい
理由が何であるにせよ、地方に若者が増える事は、素晴らしい事だと思います。
ここで、地方移住して、さらに起業する、ということを前提に考えてみます。
ありがたいことに、地方自治体や、地元の篤志の起業家が、若者の定着のためにはそういう方が必要だという認識の元に、様々な起業支援があります。
新潟でも、NSG・アルビレックス代表の池田弘さんが「起業塾」を開催し、起業される方をあらゆる面からバックアップしています。
また、「にいがた産業創造機構」が様々な助成金・支援制度(オフィスまで!)を用意しています。
私が思うに、一番大事なのは、
「自分をよく知ること」
ではないかと思います。
地方で、地方に貢献するだけのビジネスを育てようと思った時に、地元の市場だけを当てにしていては、地元の既存のビジネスとの食い合いになります。それは誰も望んでいないはずです。
また、首都圏から来て、すでに成立している地方の市場を食い荒らすようなビジネスになってもいけないと思います。
そのためには、「自分のアイデンティティは何か」ということを見つける作業が一番大事だと思います。「どこに市場があるか」「どうやったら売れるか」「どうやって資金調達するか」ということを考える前に、「自分は何を持っているか(与えられているか)」「自分はどういう人間であるか」「何を大事にして生きていきたいか」そういう事が本当に煮詰まっていることがとても大事だと思います。逆に言えば、与えられているものをしっかり認識し、感謝を持ってそれを受け取っていく事。それができれば、自然と方向が導かれていくのではないでしょうか。それらを書き出して、出来れば絵にして、整理する事はとても大事だと思います。
もし、自分の中で弱い部分、たとえば病気がちだ、とか目が弱い、とか、そういうところがあるとしたら、むしろそれは「同じ状況の人を他の人より良く理解できる」ということになります。それも含めて、弱さを自分の強みとして整理していく事もとても大事だと思います。そこに、オンリーワンのヒントが隠されている事は良くあると思います。
それから、家族の問題は大きいです。当然家族の合意を得られなければできませんし、人生設計や子供の教育という事に関してもしっかり家族内で話をする必要があります。そこでもまた「何を大事にして生きていくのか」という事に対する家族の合意が必要です。それから、実際に仕事を始めたときに、自分の鏡になってくれるのが家族だと思います。とくに経営者という孤立無援の立場に立つ時、利害や損得抜きに本音を言ってくれる人を見つけるのは難しいものです。
-------English--------
When we want to start new business at countryside, we should not think of a new business which will take up oppotunities from local existing business. Rather, we should look outside, all over the world, at the same time we look inside ourselves, to find out what I am, what I already have, what is the most important thing in life, and focus on what is given to me. Sometimes what we think week in us will be something important to find out what is unique in us. For example someone in sickness in pain will understand how people in sickness feels, and may result in coming up with original service for those who in sickness.
Also a family is a very important issue. We have to have an agreement within family about what is important in life, how we raise kids... Especially when we become a top of the company who is alone, it is hard to find out someone who can tell the truth without some interest.