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2017.01.21

いのちのつながり 〜人はなぜ生きるのか〜 -The purpose of our life-

わたしたちのいのちとは何でしょうか。 いのちが私たちの内側にあるとしたら、火葬場で燃やしたらなくなってしまうはずです。 聖書の創世記には「神は土のちりで人を造り、いのちの息をその鼻に吹き入れられた。そこで人は生きた者となった」と書かれています。 聖書の中で度々登場する「息」という単語は、ヘブル語の「ルーアッハー」という単語のようですが、これは同時に「風」「霊」という意味も持ち、神と人のいのちのかかわりを示す言葉です。 様々な哲学・宗教・科学に至るまで、この「霊」の存在を明らかにしてこようとしました。しかし、聖書の中でイエスが「あなたは風がどこから来てどこへ行くのか知らない」と語られるように、人には最終的には分からないことです。 人は風の音を聞けば、風が吹くことがわかりますが、風をコントロールすることは、誰にもで...

2016.12.31

今年一年を振り返って -Looking back on this year-

2016年も暮れに近づいてきました。 今年一年を振り返ると、実にいろんな変動がありました。 時事の動きに目を向けると、世界中でテロが絶えない中、アメリカ新大統領にトランプ氏が選ばれ、日本では憲法第9条の平和原則が廃止される方向に動き、カジノ法案が早々に成立など、世界はいったいどこへ行ってしまうのか・・という思いになります。 一方で、私の敬愛するハープセラピストのLinda Hill-Phoenixさんから頂いた一言が、私の机に貼っております。"Success is not an accummulation of money and things. Success is the achievement of your heart's desire."(成功...

2016.12.22

才能は頑固の中心点 -Talent can be a center of stubborn heart-

冬空に映える福島潟。 今日は朝焼けがとっても綺麗でした。 先日、私はほんのわずか人とぶつかった際の衝撃で、どうやら中指の関節を痛めてしまったようです。日常生活では何も問題がないのですが、よりによってこのコンサートシーズンの12月に指を痛めるというのは、致命的なことのように思えます。練習しようと思えば思うほど、それができない自分に向き合わなければいけない。 とても気合いを入れて準備をした本番で、予期せぬハプニングが起こって、全てが台無し、というような思いになることは演奏家なら度々経験があるのではないでしょうか。   私たちはみな何かしらの「才能」が与えらえていると思います。「頭の良さ」「機転がきく」「分析力」なども才能の一部かと思います。 才能自体は素晴らしい恵みですし、収入を生み出し、多くの人を幸せに...

2016.12.12

真の美しさ - True Beauty in a person -

クリスマスが近づいてきました。街は華やかさでいっぱいですね。 「女性の真の美しさは、持っているものではなく心であり、それは目に現れる」とオードリー・ヘップバーンは語っていたそうです。 「彼女はすでに見た目に麗しいから、それが言えるんだ・・」と思ってしまうのがひがみやすい私たちの性ですが、実際のところどうなのでしょうか。   美しさは、すでに備えられている「賜物」だと思います。 誰にでも、それは与えられているが、自分の美しさに気付いていない人があまりにも多いのではないでしょうか。 与えられた美しさを活かすことなく、無駄に毎日を過ごすこと、これが一番勿体無いことです。 自然界の美しさ、花の美しさは全てそうではないでしょうか。定められた時に美しく咲くこと。これを自ら否定する花はいません。人間だけが、「私なん...

2016.11.01

真の希望とは -the true hope-

この時期になると、新潟には「天のはしご」と呼ばれる、美しい光の筋が見られるようになります。時には、あるスポットに向けて天から光が注いでいるように見えることもあります。 天気予報が曇、雨となっていても、空が広いため、ある部分が晴れている、なんてこともあります。 「新潟の冬はずっと鉛色の空で鬱になってしまうよ」と事前に何度も聞かされていたのですが、「希望」とはこういうものなんだろうなあ、と思うようになりました。 希望は、光と同じく、さんさんと注がれなんの障害もない時には、それがあることすら気がつきません。むしろ、「患難」という影、雲に覆われ、その中で忍耐する、だからこそ、本当の「希望」を知ることができるのではないでしょうか。 目黒でスタジオを作った時もそうでした。元々は南も東も全面窓の開放感あるスペースだったのです...

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