![[日比野 則彦 / Norihiko Hibino Official Blog]](http://life.rinshu.net/images/header-logo.png)
雨が降り続いています。 先日は、介護施設の中でも20年以上の歴史があり、現在看取りまで積極的に行っているという施設様でのコンサートがありました。ご家族の方もご一緒に来られ、総勢100名を超える賑わいでした。 職員の方々も素晴らしいお人柄でしたが、彼らは入居者様にとって家族以上の家族となっており「自分のケアがこれで良かったのか」と悩むことも多いといいます。 特に食べられなくなった方に無理やり食べさせることに対して、悩む部分も多いようでした。 ある方が、終演後の打ち上げで「『そうか、今日を楽しく生きれれば、それでいいんだ』と思うと、とても気が楽になりました」とおっしゃってくださいました。 「天上の音楽」コンサートでは「いのちの希望」をお届けしたい、というのが私たちの願いですが、その根本に...
先日、滋賀県近江八幡市のヴォーリス記念館に行きました。 ヴォーリスは私が尊敬する一人です。記念館に隣接したヴォーリス設計のヴォーリス学園の体育館です。現在もしっかり使える状態で、階段やデザインの至る所に子供に対する心配りがあるのに大変感動しました。 自分は何者であるか、という問いは、古代の哲学者に始まり、ありとあらゆる思索がなされてきました。そして、今日、様々な考えがあると思います。 それを「価値観」という言葉で表現するべきなのでしょうか。 人は小学生になるころから「アイデンティティ」が確立してきます。就学して社会との交わりができてくると、いっそうアイデンティティ、すなわち「自分とは何か」を考えるようになります。 しかし、聖書の神のことばは非常に単純明確。 「わたしこそ神であることを...
阿賀野の千年杉。 この杉を見て感じたことを千年のいのちという曲にしました。 最近のコンサートで良く演奏しています。 仕事・健康・生き様・食・音楽・考え方、 人が生きていく上で、価値観は人により様々でしょう。 しかし、すべてのもの・ことは、2つに分かれると私は思います。 良いもの。 と 悪いもの。 誰にとって、、時代にとって、地域ににとって、でなく 普遍的で、かつシンプルなこと。 良いものは、自分の弱さを覚えさせるもの。 悪いものは、自分の強さを覚えさせるもの。 だから 自分が弱くされる時、愛が通る場所ができる。 自分の弱さを覚え、自分の弱さを知ることなしに 愛は始まらない。 強い自分が注いだつもりの愛...
5/12-13に開催された「天上の音楽〜ハートケア・コンサート〜」に、たくさんの方々にご来場いただきまして、本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。 クリスチャントウデイ様がとても詳細な取材記事をあげてくださっておりますので、ご覧いただけましたら幸いです。 http://www.christiantoday.co.jp/articles/23775/20170518/heaven-music-heart-care-concert.htm
私は日曜日、都合のつく時は地元の教会で、ピアノの奏楽を担当しています。 また、地域の方々、教会の有志の方々で構成する聖歌隊の指導をしています。 今日は両方を行う日です。 先日、教会のメンバーに加わってくださった方が、とても嬉しい言葉をかけてくださいました。 「日曜日に、あの奏楽が聴ける、と思うと、とても嬉しくて涙が出ます」 奏楽というのは完全に脇役ですので、そんな風に思っていてくださる方がいたとは、本当に驚きで、また感謝なことでした。 たまたまた訪れた教会の奏楽や、あるいは名も知らぬ演奏家の公演に出かけた時、そこにははじめから「期待値」というものがありません。 「きっとこの人はいい演奏をしてくれるだろう」「有名だから素晴らしいはずだ」そんな先入観が、ない状態です。 だか...