8.27(土)13:30より新発田文化会館にて、新発田でははじめての「天上の音楽」自主公演をやります。今回感染状況を見つつあまり告知してませんでしたが、やると決めたからには万全の対策をして、ベストなものを作り上げます。
今回はバレエに加え、今の時代にピッタリ心響く感動的な詩を残した、台湾のモーセと呼ばれる高俊明氏の作品にフォーカスし、映像と共にお届けします。お時間のある方、是非お越しくださいませ。
今回は時間もないためチケットは発行せず当日直接会館で受付となります(会場1000席ありますので、事前申し込みも不要です)。自由席2,000円。未就学児は無料です。
今回のテーマは「光と闇」。
映像を作るにあたって、子どもたちにもそのテーマで素材をiPadで調べてもらいました。そういうことができる年になったんですね。びっくりするくらい素晴らしいのを見つけてきます。
中でもびっくりしたのがこの写真。家族に佐渡へ旅行に行った時に早朝の逆光写真なのですが、「ひかりの道をあかるくすすもう」というひかりキッズの歌が聞こえてきそうな、光に向かっていく写真にただただ感動でした。深く考えずにシャッター押したらこうなっていたんだと思います。合成は一切してません。
前回5/14の新潟りゅーとぴあの公演より、グノーのAve Maria。AYAKIくんによる素晴らしいジャズアレンジです。
本当なら予算組をして、ちゃんと時間をかけてチームを作り、後援・協賛の座組を組んだ上でPRをしていかなければならないのですが、コロナ禍でとても協賛のお願いには伺えない・・と思いつつ、これは言い訳ですが保育園・学童と毎日の激務の中でとてもじっくり時間をかける余裕がありませんでした。
そこがしっかり固められない、ということは、予算のないままコンサートに突入するわけで、そうなると経費削減を徹底して考えないととんでもないことになる。映像・音響・カメラを仕込んだ1000人規模のホールコンサートだと、どんなに安く見積もっても総制作費200万〜が相場だと思います。普通だったら中止すべきでしょう。
出演者はすでに決まっていたので、そこは変えられない。この日をめざして練習してきている子どもたちもいる。とすると、経費は周辺で落としていくしかない。一番かかるのは機材費・人件費なので、それを徹底的に落としていくことでどうにかこうにか成り立たせました。
しかし、私自身にも、自社のスタッフにもかなり無理がかかっていたのは事実。あまりにも慌ただしく、頭をセットするのも服を着替えるのも、譜面も忘れて舞台に登っていました。今回はそれに輪をかけて、前回以上の人材と時間の不足という厳しい現実があります。
コンサートに習熟した専門スタッフが専任で関わってくれたら・・という思いは常にありますが、嘆いていても仕方がない。やると決めたら、今の私だからこそ表現しうる、最良のものになるよう全力を尽くします。今回はお客様が少なかったとしても映像化で今回しか残せないものを残す、そのつもりで望んでいます。
今回ご紹介する高俊明氏の詩「碎いてください」の一節。
碎くなら 碎いてください
散らすなら 散らしてください
碎かれて私は悶絶し
散らされて私はうろたえる
しかし なお
私はすべてを注ぎ出す
ついに全く「自我」というものが碎かれて
とび散るしぶきに
祝福の虹がやどるまで!