2018.05.04

5/12 新潟りゅ−とぴあにて、過去最大級の「天上の音楽」

tenjo_flyer_051218_omote_45年間続けてきた、天上の音楽コンサートの集大成です。

文化の違い、世代の違い、障害や健康状態の違い・・・そんなものを超えて愛し合う「パラダイス」を、参加型で実現できたら・・・とは当初から漠然と思っていたのですが、本当に不思議なことに、昨年秋頃からいろんな方とのご縁がつながり、今回形にする事ができました。

正直なところ、予算規模も相当大きく、参加型であることや、多数のご後援・協賛団体様との連携などもあり、諸々調整の労力も半端でなく、ここまでのサイズのコンサートは私と妻、そして2人の社員の計4名で回すには明らかにキャパオーバーなのですが、「絶対これをこういう形で実現するんだ!」という強い決め込んだものがそこまでなかったのが、逆に良かったのかもしれません。

むしろ、本音としては「大舟に乗ったつもりで、私たちの意志でなく、させていただいている」という感じです。ちょうど、エンジンのない帆掛け船で大海を漂流しているような気分です。

もはや私たちの舟の食料もとっくに尽きていてもおかしくないのですが、不思議と次から次へと助け船が現れ、食料を分けてくださったり、道を教えてくださったり、一緒に進む事で新しい道が開けたり、また新しい風が吹いて新しい方向へ向かったり・・と、本当に導きを感じる航海です。

1419席のチケットももう既に残り少なくなってきました。この1ヶ月半ほどの間、本当に多くの方にお会いしましたが、その場その場でご協力してくださる方々が現れ、不思議と席も埋まりつつあります。合唱団に参加くださるメンバーも総勢150名ほどになりました。国籍も、日本・中国・韓国・インドネシア・トルコ・ナイジェリア・ブルギナファソ・フィリピン等様々です。年齢も、下は3歳から、上は80歳まで。実にユニークです。

もし私に十分コンサートを実現できるだけの資金的・人的・時間的余裕があれば、おそらくこういうコンサートにはならなかっただろうと思います。無いからこそ、いろんな方が助けて下さり、それこそがコンサートの今回のテーマである「違いを超えて愛し合う」を既に実現しているんだなあ、と思いました。

何度かリハーサルをしていますが、第1部のゲストの方々の演奏は、本当に圧巻です。ウクライナ・中国の国賓級のアーティストで、まさに「超一流」です。とても2000円で聴ける内容では無いです。東京だったら間違いなく10000円クラスの公演でしょう。あまりに凄すぎて、他の出演者が「出るのやめようか・・」と言うくらいですが、でも、誰一人とっても、「俺が俺が」という方がいないのです。皆さん本当にビジョンに共感して下さり、心を尽くして今回のコンサートに臨んでくださっています。「ひとつの大きな家族」という今回のために作った曲を披露しますが、そのリハーサルの時に、皆さんにビジョンがよく伝わったのがよく分かりました。歌詞も、日本語・英語・中国語が交互に出てきます。本当は韓国語やヨーロッパ言語も入れたかったのですが、私が不器用で発音が真似できず、何と書いて良いか分からず結局断念してしまいました。

また、先日は参加くださる村上市立荒川中学校の吹奏楽部のリハーサルがありました。皆さん本当に純粋で、まっすぐで、とても素敵です。2時間の練習の中で、別のバンドのように音が変わって元気になりました。「歌いつつ吹く」という、破天荒な技を披露くださいます。本番でお会いできるのが楽しみです。

連休中は、本番に演奏のバックで流れる映像の編集を行っています。あと数日、皆さんに支えられながら過ごしたいと思います。

チケットご希望の方は天上の音楽ホームページよりぜひお申し込みください。東京・大阪からのご参加も大歓迎です。昼公演(14:30開演、16:30終演)なので日帰りでも来れますが、便利な「おどろきだね」というのを使えば、ホテル付きで16000円程度で一泊二日を楽しむ事も可能です。大阪は、関空を使えば何と5000円台で来る事ができます。

 

 

 

 

 


Page Top