保育園開園の時に頂いた胡蝶蘭が、今も綺麗に咲いています。 私が毎朝読んでいる本ではっとさせられる文章を見つけました。 「私たちが人間として開花するための適した環境を見つけることは極めて重要なことです。 私たちはそれぞれが、ありのままの姿で、その人ならではの価値ある存在です。」 ある花は、たくさんの光が必要かもしれないし、 ある花は、湿った日光の当たらない場所が必要。 蘭の場合は、とにかく「湿気」が必要。直射日光もNG。 人がその人生を開花させ、人生を有意義なものとするために、誰もがスポットライトを燦々と浴びることがベストだとは限らない。 重要なのは、私たちが自分に適した環境と場所を見つけること。 その状態の中でこそ、人はその賜物に応じた働きを輝かせることができる。 子供は特に、自分で...
謹賀新年 あけましておめでとうございます。 2020年が益々祝福の年となりますようにお祈り申し上げます。 「音」と「人」のより良い関わりで 一人でも多くの方に「生きていく希望」を 昨年は新潟・東京・横浜・愛媛など全54箇所で「天上の音楽」コンサートを開催させていただきました。6月にかけはし芸術文化振興財団様の主催により行った東京・Artware Hubでの公演では「人生の走馬灯」をテーマに、360度の音と映像を使い、天から送り出されたいのちが、この世の困難試練を経て、やがて天に還っていく樣をよりリアルに感じられる演出を行いました。 心身の癒しに特化した音響装置「凛舟」は、何名かの終末期の方々の個室に、無償で凛舟のお貸出しを行いました。ご家族様との大事な時間が和解と平安で彩...
誰もいない、山奥の水源地。 誰が植えたわけでもないと思いますが、本当に美しい花が咲いていました。 結果だけを求められる生存競争の中で、 時に私たちの心は、砂漠のようにカラカラになってしまいます。 人は渇きを癒すために 自分の井戸を掘ろうとするのですが そのために、また争いが生まれます。 井戸を築くための財を漁る者。 井戸にを支配しようとする者。 井戸を売ろうとする者。 井戸を奪おうとする者。 しかし花はどうでしょうか。 何を生み出すというわけではなくとも、限られたいのちをそこで精一杯生きる姿があります。 明日、枯れるかもしれないのに 今日、精一杯、花を咲かせる。 サステイナビリティ。もちろんそれは大事でしょう。 し...
お金が余っていると言われます。 貧富の差がより日本でも明確になり、大企業や一部の人にお金が集中し、大多数の若い世代にお金が回らなくなりました。マイナス金利とは、まさに「カネ余り現象」でしょう。 正しくは「有効な投資価値を見出せるものがない」というべきかもしれません。現在のマーケティング理論は、いかに顧客数・顧客単価・購買頻度を上げるか、この公式に則っていない限り収益は増えないとしています。 しかし、実は、顧客数少数、顧客単価不明、購買頻度も不明、それは事業とはいえないようでいて、一番真の収益を提供していることもあるのではないかと思うのです。 要するに、お金で買えない価値を提供する場。 その価値を受ける方は、もしかしたら本当にぎりぎりの生活で1円も払えないかもしれないし、もしかしたら、価値を自分が直接受けないとし...
うちの3歳の娘が、はじめて登山に挑みました。 1800mの道のりを、文句も言わず、楽しく最後まで登り切りました。 頂上の景色は格別です。私もいろんなことを学ばされました。 1)当たり前かもしれませんが、疲れたら休むこと。何回も休みながら少しづつ登れば、そのうち登り切ることができました。坂のキツさを見て大人は悲観的になりがちですが、子供はそれを経験から考えないが故に、マイペースで登る事ができます。 2)途中で小さな楽しみを見つけながら登ること。これに関しては本当に子供に学ぶべき事は多いです。数メートルに1回、水はけを良くする為の溝が掘ってあり、そこに水がたまっていました。そのすべてに、小石を見つけては落としていくのです。その繰り返しが楽しくて、気がついたら結構な坂を登り切っていました。 これが勝ち負けを前提とした...