2015.06.04

本物とは - the real thing -

朝露に濡れる小さな草花。 梅雨がいよいよ来たようです。 「本物」とは何か、ということを考えたとき、次のような条件を備えているのではないかと私は思います。 1)朽ちない 2)時代や状況に左右されない 3)人の評価に影響されない まず、「朽ちない」という時点で、一人の個人はどう頑張っても、そのままでは本物に成り得ないでしょう。 人間は、実に弱いものだと思います。人の目を気にしないような本物を作りたい、そうはいっても生活があるから世のニーズに応えなければ・・そう考えて、狭間で実に悩みます。 私自身も、自分だけが良い思いをして、助かるために、どれだけ沢山の人や状況を見殺しにしてきたか・・どんなに悔やんでも過去の事実は変わりません。改めて本当に自分の「本物でなさ」を思い知らされます。 そんな自分でも、何とかして「本物を作...

2015.05.30

ハイレゾ音源と自律神経系の関係 - Relationship between high-definition sound and our autonomic nerve system -

自然の中には、可聴帯域外の高周波成分が豊かに含まれていて、それが人間にとって良い、という話は15年程前から話題になっています。 ただし、可聴帯域をカットして、可聴帯域外の高周波成分を聴かせた時には、その効果が現れない、という結果もまた出ています。 今日散歩しながら、鳥の声を聞きながら考えていましたが、実際の生の音と、収録した音では、随分と差があります。特に差があるのが200Hz以下あたりの中低域。同じ様な聴感にしようと思うと、200Hz以下をばっさりカット、10KHzから上を8db持ち上げる、という極端なEQが必要になります。 逆に言えば、これは人間の耳(脳?)がそういう調整を加えているという事。 そう考えていると、はっとナチュラルキラー細胞の話を思い出しました。人間の中には、腫瘍細胞を溶解する、良い働きをする...

2015.05.29

道なき道を行く - Going trackless path -

早朝5時に起きて散歩をするのが私の日課です。 今日は気持ちよく森の舗装された散歩道を歩いていましたが、 途中で、くまんばちに追いかけられ、散歩道を追い出されてしまいました。 戻ろうと思っても、「ここには私達の巣があるから、右にも左にも行ってはダメ」とばかりに、入れてもらえません。 仕方なく、海辺の道を歩く事にしました。 中には舗装されていない、本当に茂みの中を横切っていかなければならない場面があります。 横には舗装された美しい道があるというのに、なぜわざわざこんな困難な道を歩く事になるのか・・そう思いながら、自分の人生と照らし合わせて考えていました。 真っ当に勤め人として引かれたレールを歩んでいれば、今経験しているような困難にはきっと合わなかっただろうに・・など考えても仕方のない事を思い煩いながら、何とか助けと...

2015.05.28

グローバル化の本当の意味 - The true meaning of "globalization"-

夕陽の中、突き進むヨット。 「新たな地を目指して、成功するぞ!」という意気揚々とした攻めの体制、まるで大航海時代を思わせます。 新たな資源、領土を求めて「なんとかしなければ、生き残っていけない・・・」未知の土地の開拓は、それらが限られた人々にとっては至上命題だと思われます。 「グローバル・スタンダード」という言葉が使われて久しいですが、物流・情報のスピードが限りなく早い今日、世界で1円でもコストセーブできる方法があれば、それを追い求めて効率を追求する、それが、本当のグローバル・スタンダードなのでしょうか。   新幹線、飛行機に乗るととても体が疲れる経験は誰もがされた事があると思います。 Epigeneticsという遺伝子発現の研究で、人は自分のルーツが古来から食べて来たものでないものを食べ続けたとき、...

2015.05.27

都内で凛舟が聴ける場所 - A place where you can listen to Rinshu's sound -

東京都内では、現在東京駅丸の内中央口から皇居方面に向かった先にある、郵船ビルディングの1階に予約制のショールームを設けております(平日9:00-17:30)。 凛舟の音をプライベート環境でご体験いただけます。是非お越しくださいませ。 東京ショールーム  東京都千代田区丸の内2-3-2  03-5533-8555  

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