2016.06.21

花はなぜ咲くのか - Why flowers bloom -

IMG_3806あじさいの美しい季節がやってきました。

昨日は大阪から新潟まで車でゆっくりと戻りましたが、北陸道の道沿いの紫陽花がとても美しかったです。

植物がいのちを紡ぐということだけなら、もっと実用的な形でも良さそうですが、どうしてこんなに美しい花が咲くのだろう?と、この1−2週間、ずっと考えていました。

今朝、家のすぐ近所の散歩道を歩いていると、一面たんぽぽでいっぱいでした。たんぽぽの間を、みつばちが飛び交っていました。

一緒に散歩をしていた妻が言いました。「花や蝶が励ましてくれているね。」本当にその通りだと思いました。

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一面がお花畑の光景は、まるで天国のようです。

それぞれの植物が、咲いて、その存在の美しさでいのちの励ましを周りの生き物に与え、その瞬間共に支え合う。

やがて、花は枯れ綿毛になるが、それが飛んでまた次のいのちへと繋がっていく。

花が「見て見て、私美しいでしょう」と言ったその瞬間から、花の老化は始まっていて、もう昨日の美しさは取り戻せない。

でも、その瞬間に、そこにいることで、まわりに励ましを与えられること、それが咲くことの意味なんだと教えられました。枯れていく姿ですら、次のいのちへの希望を感じさせる美しさがあります。

先日多くの葬儀の司式をして来られた牧師先生のお話がありましたが、葬儀の後にご遺族の間に残るものは、その方が生前何をなしたかや、肩書等よりも、「どうやって亡くなったか」だとおっしゃっていました。天国への希望を持って旅立たれた方は、それがご遺族のどんなにか励みになるかと思います。

 

週末は介護施設で演奏させていただきましたが、ご参加下さった方々から多くの励ましのお言葉を頂き、本当に嬉しかったです。子守りも含めて本当にたくさんの方にお世話になりました。時間と状況が許される限り、続けていきたいと思いました。

 

 

 


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