![[日比野 則彦 / Norihiko Hibino Official Blog]](http://life.rinshu.net/images/header-logo.png)
日野原重明先生が7月18日、105歳で天に召されました。 私も数年前、緩和ケア学会で先生の講演を拝聴しましたが、100歳を超えているのにあまりにシャープな頭脳に大変驚いた記憶があります。 報道によると、最後は、胃瘻を選ばず、自ら自宅での静養を選択されたとのこと。死ぬということは、人間の最後に残された最も大きい仕事だと思いますが、その人生の最後の歩みにおける平安が先生の生き様を象徴している気がします。 先生が1970年のよど号ハイジャック事件に巻き込まれた話は有名ですが、先生はそこで自らの命が助かった際、「自分のいのちは神から与えられたものだ。これからは人のために生きよう」と、生き方の方向転換をされたそうです。 それからの先生の社会貢献の歩みは、聖路加病院のサリン事件の際の大々的な受け入れ態勢や、小学校での「いの...
雨が降り続いています。 先日は、介護施設の中でも20年以上の歴史があり、現在看取りまで積極的に行っているという施設様でのコンサートがありました。ご家族の方もご一緒に来られ、総勢100名を超える賑わいでした。 職員の方々も素晴らしいお人柄でしたが、彼らは入居者様にとって家族以上の家族となっており「自分のケアがこれで良かったのか」と悩むことも多いといいます。 特に食べられなくなった方に無理やり食べさせることに対して、悩む部分も多いようでした。 ある方が、終演後の打ち上げで「『そうか、今日を楽しく生きれれば、それでいいんだ』と思うと、とても気が楽になりました」とおっしゃってくださいました。 「天上の音楽」コンサートでは「いのちの希望」をお届けしたい、というのが私たちの願いですが、その根本に...
いのちには、はじまりがあり、終わりがあります。 その間に流れる「いのちの時間」を、何に投資するでしょうか。 新幹線の窓から、立ち並ぶ工場を見ていて、ふっと思いました。 「ものづくり」という仕事は、最初に「設備」という莫大な投資を伴います。 順調に売れているときは良いですが、急に取引先から「NO」を突きつけられると、途端に負債の山と化します。 時代の変化についていけない時には、どんなに大きくて立派な工場も、苦しみの種になってしまいます。 一方で、自分の人生の中で費やした「いのちの時間」という投資についてはどうでしょうか。 何かの学び、誰かとの出会い、貴重な経験・・・ そういったものを、本当に価値あることに投資しているでしょうか。 今の自分があるのは、紛れもなくこれまでの「...
家の庭の花がとても美しく咲いています。 「今を輝かせる生き方」について、さまざまなコーチングや、人生哲学の本が出ています。 「30代にやるべきこと」など、時間を限定した本もたくさんあります。 これらを「法則」や「論」としてまとめたものも数多くあります。 私も以前はその類の本が好きで随分と読みました。 様々な方の人生を分析して出てきた結論には、とても客観性があり、説得力があります。 しかし、高齢者の方々や病を持つ方々と関わる中で改めて思わされるのは 「すべてのことには時がある」ということです。 もうこれ以上絶対に良くならないということが分かっている病気の中にあったり 昔できたはずのことができない、という焦りの中にある時に 「自分のいのちを輝かせる」とはどうい...
阿賀野の千年杉。 この杉を見て感じたことを千年のいのちという曲にしました。 最近のコンサートで良く演奏しています。 仕事・健康・生き様・食・音楽・考え方、 人が生きていく上で、価値観は人により様々でしょう。 しかし、すべてのもの・ことは、2つに分かれると私は思います。 良いもの。 と 悪いもの。 誰にとって、、時代にとって、地域ににとって、でなく 普遍的で、かつシンプルなこと。 良いものは、自分の弱さを覚えさせるもの。 悪いものは、自分の強さを覚えさせるもの。 だから 自分が弱くされる時、愛が通る場所ができる。 自分の弱さを覚え、自分の弱さを知ることなしに 愛は始まらない。 強い自分が注いだつもりの愛...