2015.05.08

祈りの力 -power of prayer-

prayer

私達は学校で「努力する」事を教えられましたが、「祈る」事については殆ど教えて来られなかったように思います。だから「祈りの力」といわれてもピンと来ない方が多いかもしれません。

日本人は、実に霊的感受性の強い民族だと思います。自然に神を感じ、ありとあらゆるところに神社があり、あらゆる占いがwebやアプリ、新聞にも載っていて、海外から来た知人は日本の占いビジネスの隆盛にとても驚いていました。江戸時代の国家政策として展開された檀家制度も、「死ぬ時は何となく仏教かな」という意識をいまだに日本人に残しています。「日本人は神道で生まれ、キリスト教で結婚し、仏教で死ぬ」とは良くいったものです。

 

村上和雄の「人は何のために祈るのか」という本に、いかに祈りに力があり、病気を改善するような力まであるか、ということが書かれてありますが、効果効能もそうですが、私は、祈りの一番大事な力は、「自分の力を手放す」ことができるという点ではないかと思います。

努力してもどうにもならない、解決法も見いだせない、向かう先が分からない、人にも聞けない・・要するに自分の力でどうにもできなくなった時、人は「祈る」という選択肢があります。別の言い方をするならば、人知を超えた神と直接関わる、ということです。

誰も神を見た事がないにも関わらず、古来からすべての人が究極的な状況で「祈ろう」という気持ちになるのは、すごいことではないでしょうか。

 

さらに、「祈り」には2つのパターンがあるのではないかと思います。

1)自分の願いをかなえてもらうために祈る
2)自分以外の人や事柄の為に祈る

1)は割と簡単に出来ますが、2)の祈りは、愛がなければできません。

このことはまた詳しく次回に述べたいと思います。

 

------English------

We all studied how to work hard, but we haven't really taught how to pray. As a human being, we all know to pray when we don't have any solution in ourself. In other words we know to communicate with God, regardless how you are. This is amazing.

There are 2 types of prayer:

1)Prayer for myself for my desire

2)Prayer for others

1) is easy, but for 2) we need love. Will write about this next time.
 


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